2024.03.22

ゼロ知識証明を活用したPOAP発行の新しい形

MVW

ゼロ知識証明で変わるPOAP発行の未来

概要

TIS株式会社とUmi Labs Japan株式会社が協業し、ゼロ知識証明技術を利用した新しいPOAP（Proof of Attendance Protocol）発行プロセスの簡素化を進めています。この革新的な取り組みにより、イベントの参加証明として配布されるPOAPの取得がより容易になり、ウェブ2.0とウェブ3.0の技術が融合される新しい時代が開かれます。

TISとUmi Labsの協業の背景

ウェブ3.0の登場と共に、イベント参加証明の形態が従来の紙やデジタルイメージから、ブロックチェーン技術によるNFT（Non-Fungible Token）へと変化しています。しかし、NFTの発行や管理は技術的な障壁が高く、多くの人々にとってはまだアクセスしづらいのが現状です。この問題を解決するため、TISとUmi Labsは力を合わせ、誰もが簡単にPOAPを発行・取得できるシステムの開発を進めています。

ゼロ知識証明とは？

ゼロ知識証明は、証明者がある情報を持っていることを、その情報自体を明らかにすることなく証明できる技術です。この技術を活用することで、ユーザーのプライバシーを守りながら、信頼できる情報の交換が可能になります。TISとUmi Labsの協業による新しいPOAP発行システムでは、このゼロ知識証明がキーとなります。

新しいPOAP発行プロセスの特徴

ユーザーフレンドリー: Googleアカウントを用いてSui Networkにログインするだけで、煩雑なウォレット作成や秘密鍵の管理が不要になります。
高速化: 従来のPOAP発行プロセスに比べて、手続きが簡略化され、ユーザーは迅速にPOAPを取得できます。
セキュリティとプライバシーの強化: ゼロ知識証明により、ユーザーの情報は秘匿されたまま、必要な証明のみを行うことが可能です。

今後の展望

TISとUmi Labsは、この新しいPOAP発行プロセスの開発を通じて、ウェブ2.0とウェブ3.0の技術融合による新たな可能性を追求します。また、この取り組みはPOAPやNFTの発行だけでなく、将来的には企業の経営課題解決にも応用されることが期待されます。双方の企業は、継続的な技術革新を通じて、より便利で安全なウェブ社会の構築を目指しています。

まとめ

TIS株式会社とUmi Labs Japan株式会社の協業により、ゼロ知識証明を活用した新しいPOAP発行プロセスが開発されました。この取り組みにより、POAPの取得が簡単になるだけでなく、ウェブの新たな利用方法が提案されています。今後もこの技術の進化に注目し、ウェブ3.0の更なる普及を期待しています。