DUALii x GLSによる共同事業開発支援
DUALii x GLSによる共同事業開発支援
Relicとアーリーワークスの業務提携
株式会社Relic(以下、Relic)と株式会社アーリーワークス(以下、アーリーワークス)は、Web3技術を活用した新規事業開発を推進するために業務提携を締結しました。この提携により、Relicの新規事業開発における全フェーズに対応する組織力とノウハウ、そしてアーリーワークスが保有する先端のWeb3技術を活用した事業開発アセットが連携され、Web3の先端技術を駆使した新規事業開発を共同で支援します。
提携の背景と市場の可能性
ブロックチェーンの世界市場規模は年々拡大しており、2023年には約106億ドル(約1兆5,500億円)、2030年には4,041億ドル(約58兆6,000億円)に達すると予測されています。国内においても、2023年の市場規模は1,427億円と推定されています。日本政府もブロックチェーン技術の活用を推進しており、今後の市場成長が期待されます。
しかし、国内ではブロックチェーン技術の実際のビジネス活用がまだ進んでいない現状があります。技術的特性の理解やビジネスへの適用には高いハードルが存在し、新規事業開発に必要な人材やノウハウの不足が課題となっています。こうした課題を解決し、国内市場の発展を促進するために、今回の提携が実現しました。
Relicとアーリーワークスの取り組み
Relicは、日本企業の新規事業開発やイノベーション創出を支援する「事業共創カンパニー」として、以下の3つの柱を中心に事業を展開しています。
- インキュベーションテック事業:新規事業開発に特化したSaaS型プラットフォームを提供。
- 事業プロデュース/新規事業開発支援事業:総合的かつ一気通貫で新規事業やイノベーション創出を支援。
- オープンイノベーション事業:スタートアップ企業への投資や大企業との共同事業を通じてイノベーションを共創。
一方、アーリーワークスは、独自開発のブロックチェーン技術「GLS(Grid Ledger System)」を提供しています。GLSは、0.2秒以内の高速処理と高い運用機能を特徴とし、エンタープライズ向けに最適化されたブロックチェーン技術です。この技術を活用し、Web2およびWeb3サービスやプロダクトにソリューションを提供しています。
DUALii x GLSの共同事業開発
VUCA時代とも呼ばれる不確実性の高い現代において、大企業が新規事業を展開する際には、迅速な仮説検証や事業課題の解決が必要です。しかし、多くの大企業は自社単体でこれを実行するのが難しく、多くの課題を抱えています。Relicはこれらの問題を解決するために「DUALii」というインキュベーションパートナー・プラットフォームを提供しています。
DUALiiは、事業企画や仮説検証、プロダクトやサービスの開発、マーケティング、営業、保守運用、グロース、カスタマーサクセスなど一連のプロセスを包括的に支援します。このプラットフォームにアーリーワークスのGLSを統合することで、Web3の先端技術を活用した新しいビジネスモデルの構築が可能となります。
提携による具体的な成果
今回の提携により、Relicとアーリーワークスは以下のような共同支援を行います。
- 新規事業開発の共同支援:DUALiiとGLSを組み合わせた新規事業開発。
- システム連携:両社のサービスやプロダクトのシステム連携。
- 共同開発:新規事業開発支援ソリューションやプロダクトの共同開発。
まとめ
Relicとアーリーワークスの提携は、Web3技術を活用した新規事業開発における新たな可能性を切り開きます。両社の強みを活かした共同事業開発支援は、国内外の市場において大きな影響を与えるでしょう。特に、大企業が抱える事業開発の課題を解消し、迅速かつ効果的な新規事業展開を支援することで、日本のブロックチェーン市場の成長に寄与することが期待されます。