タテシナソンNeXT:立科町の未来を創るプロジェクト
タテシナソンNeXT:立科町の未来を創るプロジェクト
タテシナソンNeXTの概要
立科町は、全国の学生が28時間かけて町の事業者の課題を考える学生アイデアソン「タテシナソン」など、町の内外の人材をつなぐ取り組みを行ってきました。しかし、それぞれのプロジェクトが個々に完結してしまい、有機的・継続的につながる仕組みの構築が課題となっていました。
AnyWhereによるプロジェクト支援
地域共創と関係人口創出
2021年より、株式会社AnyWhereが業務を受託し、立科町が個々に行ってきた移住支援や関係人口創出、地域課題解決プロジェクトを統合しました。これにより、地域の魅力的な情報を一元化し、オンラインコワーキングの設置や事業者間連携の企画、地域アントレプレナー育成プログラムなどを実施することで、多様な関わり方を求める立科ファン同士の有機的つながりを促進しています。
TeamPlaceプラットフォームの活用
このプロジェクトでは、人でつながるワークプレイスプラットフォーム「TeamPlace」を用いて、地域に点在する情報を可視化・資産化しています。これにより、立科町の魅力を線から面へと広げ、多くの人々に地域の価値を伝えています。
プロジェクトの具体的な取り組み
オンラインコワーキングとメタバースの活用
「タテシナソンNeXT」では、メタバースを活用したオンラインコワーキングスペースを設置し、地域の事業者や住民が仮想空間で交流し、アイデアを共有できる環境を提供しています。これにより、物理的な距離を超えて多様な人々がつながり、地域の課題解決に向けたコラボレーションが進んでいます。
地域アントレプレナー育成プログラム
このプログラムでは、地域の課題を解決するためのビジネスアイデアを持つ起業家を育成し、地域経済の活性化を目指しています。参加者は、専門家のサポートを受けながら、自身のビジネスプランを具体化し、実現に向けたステップを踏んでいきます。
第1回全国シェアリングシティ大賞「特別賞」受賞
「タテシナソンNeXT」は、その革新的な取り組みが評価され、第1回全国シェアリングシティ大賞「特別賞」を受賞しました。この賞は、持続可能な地域課題解決や自治体経営の実現を目指す取り組みを表彰するものであり、立科町とAnyWhereの連携が地域社会に与えるポジティブな影響を示しています。
立科町とAnyWhereのコメント
立科町企画課のコメント
人口約7,000人の立科町では、学生アイデアソンイベント「タテシナソン」を通じて地域の未来を考える取り組みを行ってきました。その結果、優秀な学生たちが集まり、そのつながりを継続させるために「タテシナソンNeXT」を開始しました。このプロジェクトが特別賞を受賞したことを非常に嬉しく思っています。
株式会社AnyWhereのコメント
株式会社AnyWhereの代表取締役斉藤晴久氏は、「タテシナソンNeXT」は立科町と3年間で実施した関係人口創出プロジェクトであり、地域に貢献したいという声を反映して、価値をつなぐ仕組みを提供したと述べています。今回の受賞を誇りに思い、今後も地域の魅力を発信し続けていくと語りました。
まとめ
「タテシナソンNeXT」は、立科町とAnyWhereの連携により、地域の魅力を最大限に引き出し、多様な人々がつながる新しい形の地域共創プロジェクトです。オンラインコワーキングや地域アントレプレナー育成プログラムを通じて、立科町はより豊かで活気のある地域社会を目指しています。今回の特別賞受賞は、その取り組みの成果を示すものであり、今後のさらなる発展に期待が寄せられます。
参照元
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