そごう・西武、NFTマーケットプレイスの実証実験をスタート
そごう・西武、NFTマーケットプレイスの実証実験を開始
実証実験の概要
株式会社そごう・西武は、2024年6月10日(月)から、百貨店では初となるNFTマーケットプレイス「NFT PRODUCED by SEIBU SOGO」の実証実験を開始します。この取り組みは、デジタルアートへの新しいアプローチを提供し、顧客とアーティストのデジタル交流の場を創出することを目的としています。
NFTマーケットプレイスの目的と背景
デジタルアートの課題
従来、デジタルアートは複製が容易であるという問題がありました。しかし、NFTの登場により、デジタルアートの複製が困難になり、「NFTアート」が注目を集めるようになりました。しかしながら、NFTアートの普及にはまだ高い参加のハードルが存在します。
新たなコミュニケーションの場の創出
そごう・西武は、「NFTを媒体としたソーシャルネットワーキングの場」をコンセプトに、自社運営のNFTマーケットプレイスを開設します。これにより、百貨店という顧客接点の多い環境を活かし、より多くの人々にNFTアートを楽しんでもらうことを目指します。
NFTマーケットプレイスの特長
百貨店が運営する安心感
そごう・西武が運営するNFTマーケットプレイスは、百貨店の信頼性を背景に、今までNFTに興味があったが利用する機会がなかった顧客や、心理的ハードルを感じていた顧客に安心感を提供します。
リアル空間の活用
アクセスの良い場所にリアルな店舗を持つ百貨店の特性を活かし、店舗でのプロモーションや提案を行うことで、より多くの人々にNFTアートを知ってもらう機会を提供します。2024年4月23日から29日にかけて、西武渋谷店で人気NFTコレクション「MetaKozo(メタコゾー)」の事前告知POPUPイベントが開催されました。
アーティストとのネットワーク
そごう・西武は、美術やアートの売場を持ち、定期的に美術関連の催事を行っているため、多くのアーティストとのネットワークを有しています。これにより、既存のNFT市場に参入していない独自のアーティストも紹介可能です。
出品アーティストと作品
水中写真家 鍵井靖章氏
鍵井靖章氏は、1971年兵庫県生まれ、神奈川県鎌倉市在住の水中写真家です。1993年からオーストラリア、伊豆、モルディブで水中撮影に励み、1998年に帰国後、フリーランスフォトグラファーとして独立しました。鍵井氏のNFTアートは今回が初の試みとなります。
MetaKozo(メタコゾー)
「MetaKozo(メタコゾー)」は、2022年11月に誕生したWeb3.0コミュニティで、「遊びに価値を生む」「できないを無くし、アイデアを実現する」という二つのミッションを掲げています。このNFTコレクションは、大人でも子供の頃のように自由に自分を表現してほしいという願いが込められています。
NFTマーケットプレイスの技術的特徴
パブリックチェーンの採用
ブロックチェーンには、他社のNFTマーケットプレイスでも流通可能な「Ethereum」「Polygon」を採用しており、クローズドな環境ではなく、多種多様なNFTアートの流通を目指しています。
リアル店舗との連動イベント
定期的にリアル店舗でのプロモーションやポップアップイベントを行い、顧客にNFTに触れてもらうことで、NFTアートをより身近に感じてもらうことを目指します。
まとめ
そごう・西武のNFTマーケットプレイス「NFT PRODUCED by SEIBU SOGO」は、デジタルアートへの新しい取り組みとして、顧客とアーティストのデジタル交流の場を提供します。百貨店という安心感とリアル空間の活用を通じて、より多くの人々にNFTアートを楽しんでもらうことを目指しています。
参照元
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