FUTURE 20th SQUARE:メタバースで実現する新しい購買体験
FUTURE 20th SQUARE:メタバースで実現する新しい購買体験
株式会社往来は、株式会社フューチャーショップと協力し、メタバース上で仮想商業空間「FUTURE 20th SQUARE」をリニューアルしました。VRChatをプラットフォームに活用し、ユーザーはバーチャル内でブランドのポップアップストアを訪れるだけでなく、リアルのECサイトと連動した購入体験が可能です。このプロジェクトは、メタバースとEコマースを融合させた新しい商業形態の提供を目指しています。
FUTURE 20th SQUAREの特徴とリニューアルの背景
フューチャーショップは、VRChatを利用して2023年に初めてこの仮想商業空間を開設しました。初週には10,000人以上が訪れ、フォトコンテストでは350件以上の投稿が集まるなど、ユーザーから大きな関心を集めました。メタバース内での商品体験が実際のECサイトや実店舗での購買に繋がるという新しい消費者行動も見られ、VR空間を活用した商業の可能性が明らかとなっています。
このリニューアルにより、同空間はヨーロッパのクリスマスマーケットを再現したきらびやかな装飾が施され、インタラクティブな体験も新たに加わりました。メタバースでありながらも実店舗さながらの購買体験を提供することで、さらに多くのブランドがユーザーにとって価値ある体験を提供できる場となっています。
バーチャル内の体験型ポップアップストア
新たに登場するポップアップストアでは、ECサイトで販売されている商品の体験が可能です。今回参加する6つのブランドでは、各店舗独自の体験ができ、実際の購買に繋がるような体験型コンテンツが提供されています。以下は出店ブランドとその内容です:
- ISEKADO:ユーザーはビールの醸造を体験できます。
- エーデルワイスファーム:肉の燻製体験で、ベーコン作りが可能。
- 亀屋良長:パンにスライスようかんを乗せて焼く工程を体験。
- 早和果樹園:みかんの収穫からジュースやスムージーの作成体験。
- 伊藤久右衛門(継続店舗):アイスバーのトッピング体験。
- 格之進(継続店舗):ハンバーグの調理体験。
これらの体験はすべてメタバース内で行われ、ユーザーはバーチャル空間での体験を通じて、商品の魅力をより深く理解することが可能です。
イベントとインタラクティブなクリスマスツリー
このリニューアルでは、クリスマスツリーの装飾がインタラクティブになり、ユーザーがオーナメントに触れると街並みが浮かび上がる仕組みが導入されています。ツリーに入ると空中の小島にワープし、マーケット全体を一望することもできます。また、すべての店舗を訪問すると特別な演出が見られる仕掛けが施されています。
さらに、リニューアルオープンを記念して11月14日にはプレス発表会が開催され、YouTubeでのライブ配信も予定されています。
今後の展望と新しいマーケティング施策
FUTURE 20th SQUAREは、今後もVR空間を中心にしたさまざまなイベントを開催する予定です。メタバース内の音楽ライブイベントとリアルな食体験を組み合わせた「食のパブリックビューイングイベント」や、店舗代表者がメタバースに登場して商品の魅力を語る特別ステージなど、オンラインとオフラインをシームレスに連動させた新しいエンターテインメント体験が提供されます。
また、プロジェクションマッピングを担当する「Festa Sinarisama」や「とりこ舎」との協力により、巨大建造物に映し出される3Dプロジェクションマッピングの迫力ある映像がメタバース内でも楽しめるようになります。
FUTURE 20th SQUAREの概要と来場方法
「FUTURE 20th SQUARE」には、VRChatを通じてアクセスが可能で、VRデバイスやゲーミングPC、Android端末でも利用できます。ソーシャルVRプラットフォームVRChatのワールド検索から「Future20thSquare」を選択することで来場できます。
参照元:メタバースに冬の魔法が再び!VRChat上で進化する「FUTURE 20th SQUARE」リニューアルワールド制作を往来が担当