NTTドコモとAUBAの共創プログラム「UMI」が企業パートナー募集を開始
NTTドコモとAUBAの共創プログラム「UMI」が企業パートナー募集を開始
株式会社eiiconが運営するオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」は、NTTドコモと連携して、新しいマーケティングソリューションの開発を目指す「UMI(Unlock Marketing Innovation)」プログラムを開始しました。本プログラムでは、α/Z世代向けマーケティング、インバウンド/越境マーケティング、AIを活用したマーケティングの3つのテーマに注力し、共創によるマーケティングイノベーションを目指す企業パートナーを募集します。
プログラムの目的と背景
UMIプログラムは、NTTドコモが保有する豊富なデータ資源と技術力を活かし、マーケティングの新たな可能性を開拓することを目的としています。特に消費者行動の多様化とテクノロジーの進化により、企業にはよりパーソナライズされたサービスが求められている今、UMIは共創によって企業の成長と顧客体験の向上を支援します。eiiconはプログラム全体の企画・運営・PR支援を担い、ドコモと協力して日本市場に適応した先進的なマーケティングソリューションの実現を推進しています。
注力する3つの募集テーマ
1. α/Z世代向けマーケティング
α世代/Z世代は、デジタルネイティブとしての生活背景を持ち、環境問題や社会課題への関心が高く、効率重視の「タイパ」志向を備えています。UMIプログラムは、この世代の価値観に寄り添い、体験価値を重視したマーケティングソリューションの開発を目指します。具体例として、ゲーム内広告やスポーツ関連のファンマーケティング、音声メディアによる新たなプロダクトプレイスメントなどの手法が期待されています。
2. インバウンド/越境マーケティング
インバウンドマーケティングは、日本への訪問が増加する外国人観光客向けに、訪日経験の前後にわたる購買促進を狙った施策です。位置情報や多言語音声案内を活用したパーソナライズ広告や、旅の各段階(訪日前の「旅マエ」、滞在中の「旅ナカ」、帰国後の「旅アト」)に応じたメディア戦略などが検討されています。UMIプログラムは、訪日外国人が求める情報に即したサービス提供を支援し、越境EC市場の拡大にも貢献します。
3. AI×マーケティング
AIを活用したマーケティング分野では、生成AIや機械学習を活用して消費者にパーソナライズされた広告やコンテンツを提供するソリューションが募集されています。UMIプログラムは、AIを活用した広告最適化、感情分析、生成AIによるクリエイティブ制作など、消費者に寄り添ったデータ駆動型のマーケティング技術の革新を目指しています。
UMIプログラムの今後のスケジュール
- エントリー開始:2024年11月11日
- 早期応募締切:2024年11月30日
- 最終応募締切:2025年1月31日
- 一次審査・面談・PoC検討:随時
- 実証実験(PoC):エントリーから6か月以内を想定
本プログラムへの応募は、規模を問わずプロダクトやサービスを持つ国内外の企業が可能です。二次審査を通過した5社までが最終的に採択され、実証実験のための費用支援も行われます。
まとめ:UMIプログラムが開くマーケティングの新境地
NTTドコモとeiiconが提供する「UMI」プログラムは、次世代の消費者に向けた新しいマーケティング手法を共創する重要な場を提供しています。共創パートナーとなる企業は、NTTドコモが持つ膨大なデータを活用し、消費者に新しい体験を提供する革新的なマーケティング手法を実現できる可能性があります。UMIがα/Z世代やインバウンド市場、AI技術に注力することで、日本市場におけるマーケティングの未来がさらに開かれることでしょう。
参照元:【ドコモ × AUBA】オープンイノベーションプログラム『UMI』、α/Z世代・インバウンド・AIを注力テーマにパートナー企業募集開始