2024.12.17

福島県只見町、ふるさと納税返礼品「JR只見線縁結びNFT」を販売開始

MVW

福島県只見町、ふるさと納税返礼品として「JR只見線縁結びNFT」を販売開始

ふるさと納税返礼品にNFTが登場

福島県只見町は、ふるさと納税返礼品として「JR只見線縁結びNFT」の販売を開始しました。これは日本最大級のNFTマーケット「HEXA（ヘキサ）」を通じて提供され、只見線の維持運営費用の一部に活用されます。販売価格は1セット12,000円で、全128個限定となっています。

JR只見線と「縁結び」の象徴

JR只見線は、福島県と新潟県を結ぶ重要な路線であり、地域の観光資源としても知られています。しかし、その維持には年間約3億円の経費が必要であり、福島県や会津地域の市町村が運営費用を負担しています。この取り組みは、只見線の存続と地域経済の活性化を目的としています。

「JR只見線縁結びNFT」は、只見町に伝わる縁結び信仰に基づき、三石神社や「只見縁結び号」から着想を得てデザインされました。NFTには、手毬や切符、下弦の月といった縁起物がモチーフとして取り入れられています。

NFTの特典と三石神社の魅力

NFT保有者には只見町の協力により、町内の店舗での特典が提供されます。また、NFTにはQRコードが付いており、「縁結びおみくじ」が表示される仕組みも用意されています。これにより、デジタルコンテンツを楽しみながら地域文化に触れることができます。

三石神社はJR只見駅の裏山に位置し、古くから縁結びの神様として信仰されています。山中には「一の岩」「泪岩」「縁結びの岩」と呼ばれる磐座があり、訪れる人々の祈りの場となっています。

HEXA（ヘキサ）の活用と購入方法

「HEXA（ヘキサ）」は日本円とクレジットカードでNFTの発行・販売ができるマーケットプレイスであり、仮想通貨やウォレットが不要な点が大きな特徴です。購入者は手軽にNFTを取得でき、HEXAメタバース内で飾るなどの楽しみ方も可能です。

今回の「JR只見線縁結びNFT」は、ふるさと納税サイト「楽天市場」「ふるさとチョイス」「JRE MALL」「ふるなび」「dショッピング」などでも購入できます。

地域活性化とNFT技術の融合

このプロジェクトは、デジタル技術を活用した地域振興の先進事例といえます。NFTをふるさと納税返礼品として導入することで、遠方の寄附者にも地域文化をデジタル体験として提供し、地域の魅力を広く発信することに成功しています。さらに、収益の一部が鉄道の維持費用に充てられることで、地域インフラの持続可能な運営にも寄与しています。