妖怪屋敷〜九尾の封印〜、AR技術で新たな体験を提供
妖怪屋敷〜九尾の封印〜、AR技術で新たな体験を提供
伊勢忍者キングダムの新ARアトラクションが登場
三重県伊勢市にあるテーマパーク「ともいきの国 伊勢忍者キングダム」において、新しいARアトラクション「妖怪屋敷〜九尾の封印〜」が登場しました。本アトラクションは、株式会社360Channelが制作プロデュースを担当し、テーマパーク内の既存施設「西ノ屋敷」をリニューアルしたものです。プレイヤーは封印された九尾の狐の復活を阻止するため、AR技術を駆使した8つのミッションに挑戦します。
妖怪屋敷〜九尾の封印〜の特徴
本アトラクションでは、最新のAR技術と謎解き要素を融合し、以下のような特徴を持つコンテンツを提供しています。
- AR技術の活用
「XR City」アプリケーションを利用し、リアルとデジタルが融合したインタラクティブな体験を提供します。プレイヤーはスマートフォンを通じて、現実空間に投影された妖怪たちを目にしながらミッションをクリアします。 - オリジナルキャラクターと豪華声優陣
登場する10種類の妖怪キャラクターは、人気イラストレーター七原しえ氏とさきゅう氏による描き下ろし。また、大塚芳忠氏や根本優奈氏などの豪華声優陣がキャラクターボイスを担当し、迫力ある音声で世界観を演出しています。 - 8つのミッション
アトラクションでは、参加者が施設内を巡りながら謎を解き、九尾の狐の復活を阻止するためのミッションに挑みます。各ミッションは異なる難易度が設定されており、家族連れからアドベンチャー好きな大人まで楽しめる設計となっています。
制作の背景と技術の詳細
「妖怪屋敷〜九尾の封印〜」は、テーマパークとAR技術を融合した新しい取り組みとして、株式会社NTTコノキューが運営するXRアプリ「XR City」の技術を基盤としています。このプロジェクトは以下の目標を掲げています。
- 文化体験のデジタル化
日本の妖怪文化をテーマにしたエンターテインメントを、最新技術を使ってより多くの人に楽しんでもらうことを目指しています。 - 地域観光の活性化
伊勢地域の観光資源を活用し、国内外からの来訪者を増加させることで、地域経済の発展に寄与します。 - XR技術の普及
ARをはじめとするXR技術を活用し、観光地での新しいエンターテインメント体験を提供します。
制作企業の実績
プロデュースを手がけた360Channelは、XR(拡張現実)技術を中心に多岐にわたるサービスを展開しています。同社の主な事業領域は以下の通りです。
- 総合XRプロデュース事業
メタバースシステムやAR/VRコンテンツの企画開発を行い、企業のプロモーションやイベント施策を支援します。 - 360度動画関連事業
年間500本以上のVR動画制作実績を持ち、ライブ配信サービスや360度映像制作を手がけています。 - メタバース事業
「WEBmetaverse」や「Pixel Canvas」など、高品質な仮想空間構築サービスを提供しています。
今後の展望
「妖怪屋敷〜九尾の封印〜」は、日本の伝統文化をAR技術によって再解釈し、観光体験に新たな価値をもたらすアトラクションです。360Channelは、今後もXR技術を活用した事業展開を進め、多様な業界での課題解決に貢献していく方針です。また、今回のアトラクション成功を基に、他地域への展開や新たなプロジェクトの創出が期待されています。
まとめ
「妖怪屋敷〜九尾の封印〜」は、AR技術と日本の伝統的な妖怪文化を融合させた画期的なアトラクションです。このプロジェクトは、観光地の新たな価値創出や地域経済の活性化に大きく寄与するものとして注目されています。また、豪華声優陣の参加や魅力的なオリジナルキャラクターの登場によって、エンターテインメント性の高い体験が提供されています。
さらに、プロデュースを担当した360Channelは、ARやメタバース技術を活用し、幅広い分野でイノベーションを推進しています。こうした取り組みは、エンターテインメント業界や観光産業における新しい可能性を切り拓くものであり、今後の展開が期待されます。