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日本人起業のイーサリアムL2「INTMAX」、3AM JAPANと提携

INTMAX、革新的なEVM互換プロトコル「Plasma Free」の開発を発表
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日本人起業のイーサリアムL2「INTMAX」、3AM JAPANと提携

INTMAXと3AM JAPANの提携内容

日本のWeb3企業3AM JAPAN株式会社と、イーサリアムのL2プロジェクト「INTMAX」を開発するRyodan Systemsは、持続可能なWeb3ロイヤルティプログラムの提供を目指して事業提携を発表しました。この提携により、ストレージとプライバシーの課題を解決し、大規模なロイヤルティプログラムを実現することが期待されています。

ストレージの課題

既存のブロックチェーンソリューションは、大規模なロイヤルティプログラムの需要に対応するために多くのディスクスペースを必要とします。一般的なレイヤー2ブロックチェーンでは、フルノードごとに毎月約1.8テラバイトの追加ディスクスペースが必要であり、1日あたり500万件未満のトランザクションを処理できます。しかし、1億人を超えるユーザーに対応するには不十分です。

プライバシーの課題

厳しい規制環境下で事業を展開する企業にとって、個人情報をパブリックブロックチェーンに保存することは懸念材料です。国境を越えた個人データの転送は、ロイヤルティプログラムにブロックチェーン技術を活用する際の高いハードルとなります。

INTMAXの技術

INTMAXは、ステートレスなzkロールアップ技術を用いて、トランザクションの詳細やアカウントの状態をブロックチェーンに保存しないため、ストレージとプライバシーの課題を根本的に解決します。ゼロ知識証明を導入したこの技術により、ブロックチェーンに記録されるデータサイズは非常に小さく、個人情報を保存しないため、ストレージやプライバシーの問題が発生しません。

INTMAXの資金調達

INTMAXの開発元であるリョダンシステムズは、2023年にシードラウンドでHashKey Capital、Scroll、前澤友作氏のMZ Web3ファンドなどから約6.5億円の資金を調達しました。

3AM JAPANの技術

3AM JAPANは、Web3の安全な普及を目指して設立された企業であり、特許出願中の技術を活用しています。独自開発の利用者向けウォレットはMPC/TSSを採用しており、量子コンピュータの脅威を回避可能なセキュリティとプライバシー保護を実現しています。さらに、不正防止QRコードやフルオンチェーンNFTなどの特許も出願中です。

まとめ

今回のINTMAXと3AM JAPANの提携は、ストレージとプライバシーの課題を解決し、持続可能なWeb3ロイヤルティプログラムを提供するための重要な一歩となります。INTMAXのステートレスなzkロールアップ技術により、ブロックチェーンのデータサイズが小さくなり、個人情報を保存しないため、企業が厳しい規制環境下でも安心して利用できる技術が提供されます。今後の展開に注目です。

参照元

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