ロビンフッドが仮想通貨取引所Bitstampを約2億ドルで買収
ロビンフッドが仮想通貨取引所Bitstampを約2億ドルで買収
概要
ロビンフッド・マーケッツ株式会社は、グローバルな仮想通貨事業の拡大を目指し、仮想通貨取引所Bitstampを約2億ドルで買収することを発表しました。これはロビンフッドにとって初の機関投資家向け事業となります。
Bitstampの概要
Bitstampは2011年に設立され、ルクセンブルク、英国、スロベニア、シンガポール、米国にオフィスを構えています。同社は、世界中で50以上のライセンスと登録を持ち、欧州連合、英国、米国、アジアに顧客基盤を持っています。
買収の背景と目的
ロビンフッドの仮想通貨部門ゼネラルマネージャーであるヨハン・ケルブラット氏は、Bitstampの信頼性の高いグローバルな取引所としての評判を強調し、この戦略的な組み合わせにより、ロビンフッドが米国外での事業拡大および機関投資家の顧客を迎える準備が整うと述べました。買収完了は来年の前半を予定しています。
最近の規制問題
ロビンフッド・マーケッツは、米国証券取引委員会(SEC)から同社の仮想通貨部門に関する証券違反の通知を受けたことを発表しました。SECは、仮想通貨のリスティング、カストディ、およびプラットフォーム運営に関する問題について調査を進めており、ロビンフッド・クリプトはこれに協力していると述べています。
買収の影響
この買収は、ロビンフッドの株価に対しても好影響を与え、発表後に同社の株価は2%以上上昇しました。Bitstampの取得により、ロビンフッドは仮想通貨市場での存在感をさらに強化し、グローバルな事業展開を加速させることが期待されています。
まとめ
ロビンフッドのBitstamp買収は、仮想通貨市場における同社の戦略的拡大を示しています。この買収により、ロビンフッドは米国外でのプレゼンスを強化し、機関投資家の需要に応えることが可能になります。しかし、同時に規制当局の調査が進行中であることから、今後の動向にも注目が必要です。
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