2024.10.28

UEFN活用の授業で次世代クリエイター育成

MVW

UEFNを活用した授業の詳細と展望

Meta Heroes、TECH.C.と提携したゲーム開発授業

株式会社Meta Heroesが2025年4月に開設予定の東京デザインテクノロジーセンター専門学校（TECH.C.）高等課程と提携し、ゲームクリエイター専攻において「Unreal Editor for Fortnite（UEFN）」を活用した授業を開始することを発表しました。この取り組みにより、ゲームクリエイターを目指す生徒に最新のゲーム制作技術を提供し、実践的な学びの場を作ります。TECH.C.は普通科目と共に、ゲーム制作、eスポーツ、VTuberなどの専門分野も学べる学校です。この提携により、業界標準ツールを使った経験を提供し、生徒たちにゲーム制作の楽しさを伝えることを目指します。

授業内容の詳細

FortniteのUEFNを使用：授業では、人気ゲーム『Fortnite』のクリエイティブツール「UEFN」を使用します。UEFNは「Unreal Engine」と同様のUIを持ち、生徒はUEFNを通じてUnreal Engineの理解を深められます。
クリエイティブディレクター北野裕也氏が講師：Meta Heroesのクリエイティブディレクターである北野裕也氏が講師として指導を行い、生徒たちはオリジナルマップを設計・開発・テスト・改善し、最終的に公開を目指します。
実践的なプロジェクト：授業ではプロジェクトベースで学び、生徒たちは実際の制作物を完成させることが目標です。設計から改善に至る一連の流れを通じて、基礎力と実践力を育成します。

TECH.C.高等課程の教育方針

TECH.C.高等課程は、普通科目を学びつつ、ゲームクリエイターやVTuber、eスポーツの専門知識を学ぶことができるカリキュラムを提供しています。産学連携を活かし、業界を牽引する人材を育成するための先鋭的なカリキュラムを展開しています。以下は各専攻の特徴的なカリキュラムです。

ゲームクリエイター専攻：現役のクリエイターが講師を務め、UEFNを使ってFortniteのオリジナルワールドを制作します。
eスポーツ専攻：韓国のeスポーツ専門教育機関・T1Aと提携した授業を実施し、国際的な視点からの教育を提供します。
VTuber専攻：新しい形のバーチャルアイドルユニット「SO.ON project LaV」での活動を行い、最新テクノロジーを活用したコンテンツ制作を学びます。

Meta Heroesの教育事業と社会貢献

Meta Heroesはメタバース（XR）やAIを活用して、社会課題解決を目指すホールディングス企業で、UEFNを中心にした制作事業やリスキリングを目的とした教育事業も行っています。次世代のクリエイター育成に力を入れており、以下の活動を展開しています。

オリジナルメタバースの開発：メタバースを活用した教育、防災対策、DX教育など、多岐にわたる取り組みを行っています。
DX教育スペース「Hero Egg」：子どもから大人までのデジタルトランスフォーメーション（DX）教育を実施するスペースで、未来を担う人材の育成を目指します。
地域の課題解決：リアル×メタバース（XR）×eスポーツを通じて地域活性化に貢献する活動も行っており、日本各地でイベントを展開しています。

まとめとコメント

今回のTECH.C.との提携によるUEFNを活用した授業は、単なる技術習得に留まらず、次世代のゲームクリエイターに対する育成を目指した大規模な教育プロジェクトです。Meta Heroesが提供するカリキュラムは、基礎力から実践力まで幅広いスキルを身に付けることができ、プロジェクトを通じて学びを深めます。これにより、ゲーム業界における次世代のリーダーが育成されることが期待されます。Meta Heroesは教育分野におけるメタバースやAIの活用に積極的で、クリエイターの育成だけでなく、地域課題の解決にも貢献しています。