2024.07.08

アプトス、日本市場に本格参入：L1チェーン競争と未来

MVW

アプトス、日本市場に本格参入：L1チェーン競争と未来

概要

アプトス（Aptos）は、日本市場への本格参入を発表しました。メタ（旧フェイスブック）のグローバルステーブルコイン構想「Libra（リブラ）」から派生したレイヤー1ブロックチェーンであるアプトスは、2024年7月に京都で開催された「IVS Crypto/JBW Summit」において、CEOのモー・シャイフ（Mo Shaikh）氏がその歴史や技術的優位性、日本市場での展開について語りました。アプトスは、金融とゲーム分野でのブロックチェーン技術の可能性を模索しており、日本市場での成長を目指しています。

アプトスの歴史と技術的優位性

ブロックチェーン技術の進化

モー・シャイフ氏は、アプトスの開発がメタのLibraプロジェクトから始まり、Moveという独自の開発言語やコンセンサスメカニズムを実現したと述べています。これにより、高速で低コストの取引が可能となり、金融システムやゲーム産業に大きな価値を提供しています。

アプトスの技術的優位性

アプトスは、東京からカリフォルニアへのトランザクションでも1秒以内で完了するスピードを誇り、トランザクションコストは0.0005APT程度と非常に低コストです。また、「Keyless」という機能を導入しており、シードフレーズやキーフレーズを意識せずにユーザーがブロックチェーンを利用できるようにしています。

日本市場での展開

日本市場への参入戦略

アプトスは、日本市場においてコミュニティマネージャーなどの人員を拡充し、開発者や起業家のコミュニティを構築する予定です。アプトスは、金融やゲーム、メディアとエンターテイメント、ソーシャルの4つのカテゴリーに焦点を当てており、特に金融分野とゲーム分野での成長を目指しています。

パートナーシップと協業

アプトスは、NBCユニバーサルや韓国のゲームディベロッパーSupervillain Labなどとのパートナーシップを通じて、メディアとエンターテイメント、ゲーム分野でのブロックチェーン技術の活用を進めています。日本市場においても、世界的なゲーム会社や金融機関との協業を進め、ブロックチェーン技術を活用した新しいビジネスモデルの構築を目指しています。

まとめ

アプトスの日本市場への本格参入は、ブロックチェーン技術の新たな可能性を開拓する重要な一歩です。金融とゲーム分野におけるアプトスの技術的優位性は、日本市場での成長を後押しするでしょう。今後も多くの日本企業とのパートナーシップを通じて、アプトスのブロックチェーン技術が多くの産業に恩恵をもたらすことが期待されます。