2024.03.22

都市連動型メタバースを通じた大阪の新しい文化創出

MVW

都市連動型メタバースによる新しい文化創出：「バーチャル大阪」プロジェクト

概要

未来大阪プロジェクトが展開する「都市連動型メタバースバーチャル大阪」は、大阪府内の子どもたちのアイデアと関西・大阪府出身のクリエイターたちの創造力を融合させ、新しい文化の創出を目指しています。このプロジェクトは、産学官が連携して生み出された二つの新エリア「紅ノ渓谷」と「大祭ノ塔」を通じて、大阪の自然、歴史、そして文化を独自の視点から再解釈し、新しいバーチャル空間を創造しています。

新エリアの魅力

紅ノ渓谷

紅ノ渓谷は、美しい紅葉と迫力満点の滝、そして巨大ダルマが特徴のエリアです。箕面の自然を模倣し、メタバースならではの演出が施された空間です。ここでは、訪れた人々が大阪の自然の美しさを新たな形で体験することができます。

大祭ノ塔

大祭ノ塔は、大阪の楽しさが詰まったお祭りマチとして設計されました。だんじり祭りをモチーフに、地車やたこ焼き、観覧車など、大阪の名物が詰め込まれた賑やかな空間です。このエリアでは、アスレチックを登りながら、大阪の文化に触れることができます。

エリア制作クリエイター

新エリアの創出にあたり、関西・大阪出身の才能あるクリエイターたちが中心となりました。以下は、メインとなる三人のクリエイターです：

れみーとさん

VR技術に魅了されたれみーとさんは、自身の世界観をメタバース空間で表現するために3DCG制作を始めました。現在は、イベントのサポートや空間制作の助力、Vtuber用の配信背景制作など、独自のサービスを展開しています。れみーとさんは、各エリアに静と動の要素を取り入れることで、訪問者に異なる体験を提供しています。

Galupenoさん

幼少期からデジタルイラストやマンガ制作に情熱を注いできたGalupenoさんは、メタバースの世界に足を踏み入れてからは、対戦ゲームの制作に専念。軽快なアクセシビリティを意識し、多くのデバイスで快適に楽しめる作品作りに注力しています。特に、「ジャンプ台たこ」のネジリ鉢巻きデザインがGalupenoさんの推しポイントです。

わんぱくさん

「楽しいと思ったことを形にする」をモットーに活動するわんぱくさんは、メンダコがトレードマーク。コミュニティ「Deep」の運営や、アバター展示場「Avatar Shopping Mall Deep」の企画立案から参加クリエイター募集、ワールド作成まで多岐にわたって手がけています。大阪産の野菜や、空飛ぶ食品工場、漫才師のホログラムなど、新エリアで見られるアイテムの多くを手がけました。

プロジェクトの目的と影響

「バーチャル大阪」プロジェクトの目的は、2025年の大阪・関西万博に先駆けて、大阪の新たな魅力を国内外に発信することです。メタバースを通じて、ユーザーは大阪の文化や歴史を新しい視点から体験でき、大阪の新しい文化創出とコミュニティの形成に寄与します。

まとめ

未来大阪プロジェクトによる「都市連動型メタバースバーチャル大阪」は、新しい技術とクリエイティブなアイデアを融合させ、大阪の新しい文化と魅力を創出する試みです。このプロジェクトは、地元の子供たちのアイデアとクリエイターの技術が合わさることで、独自のバーチャル空間を創り出し、EXPO 2025に向けた大阪の盛り上がりを予感させます。