イーサリアムETFの上場承認書類が再提出求められる　7月上旬の専門家予想は後退

イーサリアム現物ETFの承認状況

米証券取引委員会（SEC）は、イーサリアム現物ETFを申請している企業に対し、申請書類S1様式の再提出を7月8日までに求めました。これにより、承認は早くても7月8日以降になる見込みです。

承認プロセスの遅延

SECは、申請企業にS1様式を軽いコメントとともに返送し、企業はこれに対応して再提出する必要があります。これまでの経緯から、最短で7月2日に承認されるとの予測もありましたが、今回の動きにより、承認はさらに遅れる見通しです。

ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、「承認日の予測は休日の後まで延期しなければならない」と述べ、SECが申請書の返答に以前より時間をかけていることを指摘しました。ブルームバーグのもう一人のアナリスト、ジェームズ・セイファート氏も、承認が7月8日の週に行われる可能性が高まっていると述べました。

ETF承認後の資金流入予測

各社は、イーサリアム現物ETF承認後の資金流入量を予測しています。ビットワイズのマット・ホーガン最高投資責任者は、最初の18か月で150億ドル（約2.4兆円）の資金流入を見込んでおり、K33リサーチは最初の5か月で最大48億ドル（約7,700億円）と見積もっています。

ゲンスラー委員長の発言

SECのゲーリー・ゲンスラー委員長は、イーサリアム現物ETFの最終的な上場承認が今年の夏の終わり頃になる可能性があると発言しています。各社はイーサリアム現物ETFの上場準備を進めており、フィデリティとビットワイズは流動性向上のための初期資金を調達しています。

まとめ

イーサリアム現物ETFの上場承認は、米SECの審査プロセスの遅延により、7月上旬からさらに遅れる見通しです。各社は承認後の資金流入量を見積もっており、上場準備を進めています。最終的な承認は今年の夏の終わり頃になる可能性が高いとされています。

参照元

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