チェイナリシスとGincoの戦略的パートナーシップ
チェイナリシスとGincoの戦略的パートナーシップ
概要
株式会社Ginco(本社:東京都中央区、代表取締役:森川夢佑斗)は、ブロックチェーン分析企業のChainalysis(チェイナリシス)との戦略的パートナーシップを締結しました。この提携により、両社はステーブルコインを中心としたトークン化の普及を見据え、AML(アンチマネーロンダリング)およびCFT(テロ資金供与対策)に関する課題解決に取り組みます。
パートナーシップの目的
このパートナーシップは、企業がWeb3事業に安全に進出できる環境を整備することを目的としています。特に、ステーブルコインやRWA(現物償還型NFT)などのトークン化による新しいユースケースの実用化が進む中で、AML/CFT対策の重要性が増しています。これに対応するため、Gincoとチェイナリシスは以下の取り組みを行います。
共同取り組み
- KYC(Know Your Customer)およびKYT(Know Your Transaction)設定の容易化:企業が取引相手のリスクを事前に評価し、不正行為を検出する仕組みを提供します。
- API連携:Gincoのインフラサービスとチェイナリシスのアドレス・スクリーニング製品をAPIで連携させ、安全なサービス提供と取引を実現します。
- 相互送客・マーケティング連携:両社の製品やサービスを相互に紹介し合い、市場拡大を図ります。
チェイナリシスの役割
チェイナリシスは、70カ国以上で政府、法執行機関、暗号資産取引業者、金融機関、Web3事業者に対し、データやソフトウェア、サービス、リサーチを提供するブロックチェーン分析企業です。今回の提携により、日本とAPAC地域を重点地域として取り組みを強化し、トークン化のユースケース拡大に伴う顧客開拓を進めます。
API連携と実ユースケースの検証
両社は2024年下半期を目標に、製品間でのAPI連携を実施し、実ユースケースでの利用検証を通じて、リスク要因の検出とその軽減策を検討します。この取り組みにより、企業が安心してWeb3事業に参入できる環境を整えます。
Web3ビジネスウェビナーの開催
今回の戦略的パートナーシップ締結を記念して、Web3企業に必須のデジタルアセット管理およびAML/CFTの重要性・ポイントを解説するウェブセミナーを開催します。暗号資産やNFT等のデジタルアセットを管理・取り扱う可能性がある事業者や、Web3進出を検討している事業者を対象としています。
- ウェビナー名: チェイナリシスジャパン&Ginco主催ウェビナー『デジタルアセット管理における「AML/CFT」の重要性と課題』
- 申し込みページ: リンク
チェイナリシスの企業概要
- 設立: 本社2014年、日本法人設立2020年
- 本社: 米国ニューヨーク
- 企業URL: チェイナリシス公式サイト
Gincoの企業概要
- 所在地: 〒104-0032 東京都中央区八丁堀三丁目27-4
- 代表者: 森川夢佑斗
- 設立: 2017年12月21日
- 事業内容: クラウド型ブロックチェーンインフラおよびエンタープライズ向けサービスの開発・運営・提供
- 企業URL: Ginco公式サイト
まとめ
今回の戦略的パートナーシップは、企業がWeb3事業に安全に進出するための重要な一歩となります。Gincoとチェイナリシスの連携により、AML/CFT対策の強化が図られ、企業は安心して新しいユースケースに取り組むことができるようになります。API連携や実ユースケースの検証を通じて、リスク管理の精度が向上し、Web3事業の発展が期待されます。
参照元
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