フォアーゼットとCTIAの業務提携
フォアーゼットとCTIAの業務提携
新たな業務提携の背景と目的
株式会社フォアーゼット(以下、フォアーゼット)は、Web3業界で総合的なコンサルティングを提供する株式会社CTIA(以下、CTIA)と業務提携を開始しました。この提携により、次世代のデジタルエコシステムの安全性と信頼性を高めるための先進的なソリューションを提供し、セキュリティリテラシーの向上を図ります。
バグバウンティプラットフォーム「ZONE ZERO」の活用
フォアーゼットは、自社開発・運営のバグバウンティプラットフォーム「ZONE ZERO」を活用し、Web3サービスのセキュリティ向上を支援します。バグバウンティとは、セキュリティ専門家やホワイトハッカーがシステムやソフトウェアの脆弱性を発見し、その報告に対して報奨金を支払う制度です。
Web3プロジェクトとバグバウンティ制度の共通点
Web3プロジェクトとバグバウンティ制度には、以下の共通点があります:
- 分散化:Web3の分散型の性質は、単一のエンティティに依存しないバグバウンティ制度と一致しています。
- コミュニティの関与:両者ともにコミュニティの参加を重視し、セキュリティ評価や開発・ガバナンスに貢献しています。
Web3業界のセキュリティインシデントとその影響
現在、Web3業界では多くのセキュリティインシデントが発生しています。これには、デジタル資産の盗難、ハッキング、スマートコントラクトの脆弱性を悪用した攻撃などが含まれます。特に、分散型金融(DeFi)プラットフォームやNFTマーケットプレイスでの不正行為が顕著です。これに対し、業界全体でのセキュリティ対策の強化が求められています。
業務提携の詳細とメリット
フォアーゼットの強み
フォアーゼットは、サイバーセキュリティ分野における知見を活かし、CTIAと協力してWeb3サービスの安全性と信頼性を向上させます。具体的な取り組みとして、バグバウンティプラットフォーム「ZONE ZERO」を利用したセキュリティ評価とアドバイザリーを提供します。
ZONE ZEROの特徴
- 永年無料:バグが発見されるまでのコストは無料です。
- 対象範囲:Webサイト、SaaSサービス、デスクトップアプリケーション、モバイルアプリケーション、ハードウェア、ブロックチェーン、ソースコードなど、幅広い分野で利用可能です。
- ホワイトハッカーの報告:優秀なホワイトハッカーからの報告を受け、内容を精査した上でクライアントに報告します。
CTIAの強み
CTIAは、Web3.0やNFT化の課題やリスクを検証し、ブロックチェーンやトークンの設計、マーケティング支援、システム開発などのコンサルティングを提供しています。国内外の関連企業とのつながりを活かし、クライアントのWeb3業界での成功を支援します。
まとめ
フォアーゼットとCTIAの業務提携は、Web3業界のセキュリティインシデントを解決するための重要な一歩です。バグバウンティプラットフォーム「ZONE ZERO」を活用することで、Web3プロジェクトのセキュリティ評価とリテラシー向上を実現します。これにより、業界全体の安全性と信頼性が向上し、ユーザーの信頼を取り戻すことが期待されます。