NTTドコモ、Web3技術でクリエイターを支援する「Sound Desert」をスピンアウト
NTTドコモ、Web3技術でクリエイターを支援する「Sound Desert」をスピンアウト
Sound Desertの概要
2024年5月31日、NTTドコモはWeb3技術を活用してクリエイターのデジタルコンテンツをトータルで支援する「Sound Desert(サウンド・デザート)」をスピンアウトすることを発表しました。このプロジェクトは、ドコモグループの新規事業創出プログラム「docomo STARTUP」を通じて社員が発案したものです。
Sound Desertの目的と機能
Sound Desertは、音楽NFT(非代替性トークン)の一次販売を行うサービスとして2023年3月に実証実験を開始しました。70組以上の音楽ユニット、300人以上のイラストレーター、音楽アーティスト、Vtuberなどのクリエイターと検証を進め、商用サービスの提供開始に至りました。
CrossVisionの設立と事業開始
Sound Desertを運営するために設立されたCrossVisionの代表取締役社長には、NTTドコモ社員の奥井颯平氏が就任しました。CrossVisionは6月1日から事業を開始し、ゼロイチキャピタル、ライトアップベンチャーズ、およびNTTドコモから出資を受けています。
新しい市場と機会
今回のスピンアウトに伴い、Sound Desertは従来の提供価値に加えて、急成長中のVtuber市場において楽曲を中心とした「推し活」コンテンツの販売や、ライブコマースを支援するツールを提供予定です。これにより、クリエイターがより広範なオーディエンスにリーチし、収益化の機会を拡大することが期待されています。
デジタルコンテンツ販売の強化
Sound Desertは、音楽NFTをはじめとするデジタルコンテンツの販売機能を強化し、クリエイターが自身の作品を効果的に販売できる環境を提供します。これにより、クリエイターは自身のアイデンティティを保ちながら、ファンと直接的な関係を築くことができます。
まとめ
NTTドコモの「Sound Desert」のスピンアウトは、Web3技術を活用してクリエイターを支援する新たな取り組みです。このプラットフォームは、音楽NFTの販売を通じて、クリエイターがより広範なオーディエンスにリーチし、収益化の機会を拡大することを目的としています。また、Vtuber市場への参入により、さらなる成長と多様なコンテンツ提供が期待されます。Sound Desertの今後の展開に注目が集まります。
参照元
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