Relic、京都府に「Kyoto Incubation Studio」を設立
Relic、京都府に「Kyoto Incubation Studio」を設立し、イノベーション人材育成を推進
株式会社Relic(東京都渋谷区)は、国内20拠点目となる「Kyoto Incubation Studio」を京都府に設立しました。スタートアップ支援拠点「TECH STUDIO KYOTO」内に入居し、Relicグループの80&Companyと連携して、地域のイノベーター人材の育成と新規事業の創出を加速します。Relicは、日本企業の新規事業開発やイノベーション推進に特化した「事業共創カンパニー」として、これまで全国で新規事業開発を支援してきました。
Relicの事業共創アプローチと京都拠点設立の背景
1. Relicの事業内容と京都拠点の役割
Relicは、以下の3つの柱で事業を展開しています:
- インキュベーションテック事業:SaaS型プラットフォームを活用し、新規事業開発を支援。
- 事業プロデュース/新規事業開発支援事業:総合的な事業支援を通じて、企業のイノベーション推進を実現。
- オープンイノベーション事業:スタートアップ投資や大企業との共同事業を通じたイノベーション共創を目指す。
Relicは全国20拠点を持ち、地方の新規事業開発を通じて地域活性化に取り組んでいます。今回のKyoto Incubation Studio設立により、産学官連携を強化し、京都地域におけるイノベーター人材の発掘と育成、および新規事業の創出をさらに推進します。
2. 80&Companyとの連携強化
Relicと共に活動する80&Companyは、京都に拠点を置き、企業や大学、研究機関と連携しながら、AIやデータサイエンス、ブロックチェーンなどの先端技術を活用して社会課題解決に取り組んでいます。80&Companyは、新規事業開発を一気通貫で支援できる体制を持ち、TECH STUDIO KYOTOを中心に活動しています。Relicは、80&Companyが持つ京都地域での実績と知見を活用し、新たなイノベーション創出に取り組みます。
3. 京都における産学官連携の具体例
Relicと80&Companyは、京都府での新規事業開発の具体例として、以下のプロジェクトを推進しています:
- 伝統工芸品のサブスクリプションサービス「WABSC」:京都新聞ホールディングスとの共同プロジェクトで、伝統工芸品の普及を目指すサービスです。
- 「Sake World NFT」:リーフパブリケーションズと共同で展開する、日本酒をNFTとして資産化するマーケットプレイス事業です。
これらのプロジェクトを通じて、京都の地域資源を活用したデジタルイノベーションの実現を目指し、地域の経済活性化に貢献します。
Relicの今後の展望と全国展開
1. 全国への拠点展開と地域活性化
Relicは、すべての都道府県に拠点を設立する方針を掲げ、地方の新規事業開発を支援し続けます。これにより、地方発のイノベーションが全国的に広がることを目指しています。新たな拠点設立により、Relicの支援体制はさらに強化され、地域企業や自治体、教育機関との連携が深化します。
2. 次世代のイノベーター人材育成
Relicは、次世代のビジネスリーダーとなるイノベーター人材の育成にも注力しています。地方発の事業創出や起業支援を通じて、日本全体の競争力向上に寄与することを目指します。特に、京都地域での活動を強化することで、地域発のイノベーションがグローバルに通用するような事業創出プログラムを提供します。
まとめ
RelicのKyoto Incubation Studio設立は、地域のイノベーション創出と人材育成を推進する重要な一歩です。京都の地で産学官連携を活かし、新たなビジネスの芽を育てる取り組みは、地域経済の活性化に大きく寄与します。Relicと80&Companyの協力によって、地方発のイノベーションが加速し、日本全体の競争力を高めるとともに、持続可能な社会の実現に向けた歩みが進むでしょう。