2024.06.15

TOPPAN、「Apple Vision Pro」向け「メタパ® for Vision」を提供開始

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TOPPAN、「Apple Vision Pro」向け「メタパ® for Vision」を提供開始

背景と概要

TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社は、2021年12月より複数のバーチャル店舗を集約したメタバースモールサービス「メタパ®」を提供しています。今回、Apple Inc.が2024年6月28日に日本で発売する空間コンピュータ「Apple Vision Pro」向けアプリとして、「メタパ® for Vision」を「App Store」で提供開始します。このアプリは、複数のバーチャル店舗を集約した「メタパーク®」を体験できるものです。

Apple Vision Proとは

「Apple Vision Pro」は、Apple社が開発した初の空間コンピュータであり、デジタルコンテンツが物理的に存在しているかのように楽しむことができるウェアラブルデバイスです。2024年2月2日に米国で先行発売され、日本では2024年6月28日に発売されます。TOPPANは、このデバイス向けに「Meet Japan!」や「Natural Window」などのアプリを提供しており、今回新たに「メタパ® for Vision」を発表しました。

メタパ® for Visionの特徴

メタパーク®

「メタパ® for Vision」アプリを起動すると、複数の店舗を同一空間に配置したバーチャル空間「メタパーク®」が出現します。ユーザーはこの「メタパーク®」内を回遊し、ミニチュアの建物や空間を楽しむことができます。建物や空間の向きを変えたり、距離を近づけたりしながら、その場で体験することが可能です。

テレアサショップMetapa店

「メタパーク®」内には、テレビ朝日が運営する「テレアサショップ」や「EX GARDEN CAFE」などをイメージしたバーチャル店舗「テレアサショップMetapa店」が公開されています。この店舗内では、360度のメタバース空間に没入した体験が可能で、ユーザーはまるでミニチュアの世界に入ったかのような感覚でストア内を探索できます。

新感覚の商品体験

ストア内にはバッグやシューズ、ぬいぐるみなど様々な商品が配置されており、手で摘まむジェスチャーをすると、商品が実物大で表示されます。これにより、サイズ感や部屋に設置した際のイメージを体感でき、そのままECサイトに遷移して購入することも可能です。

今後の展開

TOPPANは、「メタパ® for Vision」を通じて、高精細映像やVR/ARなどの新たな視覚表現の研究・開発に取り組み、メタバースの普及に貢献します。現在提供しているモバイル版やウェブ版「メタパ®」と連携し、スマートフォン、PC、Apple Vision Proの各デバイス間をシームレスにつなぐことで、リアルとバーチャルの融合した新体験を提供します。また、ショッピングだけでなく、教育や観光、ビジネス、ライフスタイルなど様々な領域に展開し、2025年までに「メタパ®」内に50店舗の設置を目指します。

まとめ

「メタパ® for Vision」は、Apple Vision Pro向けにカスタマイズされたバーチャル店舗集約サービスであり、ユーザーに新しいショッピング体験を提供します。このアプリは、ミニチュアサイズのバーチャル空間「メタパーク®」を通じて、様々な店舗を回遊しながら商品を体験できる仕組みです。さらに、手で商品を摘まむジェスチャーで実物大表示される新感覚の商品体験も特徴的です。

TOPPANは、今後も高精細映像やVR/AR技術の研究開発を進め、メタバースの普及とリアルとバーチャルの融合した新しい体験を提供することを目指しています。教育や観光、ビジネス、ライフスタイルなど様々な分野に展開し、「メタパ®」の魅力を広げていく予定です。