メタバース区役所:江戸川区とDNPの共同プロジェクト
メタバース区役所:江戸川区とDNPの共同プロジェクト
概要
大日本印刷株式会社(DNP)は、東京都江戸川区と東京情報デザイン専門職大学(TID)と連携し、2024年6月26日(水)の先行運用開始を目指して「メタバース区役所」プロジェクトを推進しています。このプロジェクトでは、DNPが開発したインターネット上の仮想空間「メタバース役所」を提供し、生活者がバーチャルな役所で各種サービスを利用できるようにします。
メタバース区役所の背景と目的
江戸川区は、来庁不要で利用できる区役所を目指し、DNPと協力して「メタバース区役所」を実現しようとしています。DNPは2021年から「XRコミュニケーション®」事業を開始し、リアルとバーチャルを融合させた体験価値を提供してきました。この経験を活かし、江戸川区のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援します。
メタバース役所の特徴とメリット
高度なセキュリティ技術
DNPの「メタバース役所」は、利用者のプライバシーに配慮した設計で、パソコンやスマートフォンからアクセスできる安全な仮想空間を提供します。これにより、「電子申請手続きの総合窓口」「各種相談業務」「市民交流の場」など、さまざまな行政サービスがオンラインで利用可能になります。
利便性の向上
このシステムにより、住民は物理的な役所に行くことなく、オンラインで手続きを完了できるため、時間と労力を大幅に節約できます。さらに、利用者のプライバシーを守りながら、スムーズな手続きを実現します。
技術の高度化と教育機関との連携
DNPは、TIDの大舘隆司准教授と学術指導協定を締結し、「公共サービス・住民サービスにおけるメタバース活用」に注力しています。この協定に基づき、DNPの「メタバース役所」を江戸川区「メタバース区役所」に提供し、技術の高度化と利便性の向上を図っています。
今後の展開
DNPは、江戸川区とTIDと連携し、「メタバース区役所」をさらに発展させていく計画です。これにより、誰もが使いやすいバーチャルな行政サービスを提供し、住民の利便性を向上させることを目指しています。
まとめ
「メタバース区役所」は、DNPの高度な技術と江戸川区の先進的な取り組みによって実現されるプロジェクトです。このシステムは、住民が来庁せずに行政サービスを利用できるようにし、時間と労力の節約を図ります。また、プライバシーに配慮した設計で、安全かつ安心して利用できる環境を提供します。
DNPは、TIDと協力しながら、技術の高度化とサービスの向上に努め、江戸川区のデジタルトランスフォーメーションを支援します。将来的には、さらに多くの自治体での導入を目指し、住民の生活をより便利にすることを目指しています。