2024.11.18

天龍峡地域で新しい観光課題解決の試み開始

MVW

天龍峡地域で新しい観光課題解決の試み開始

地域活性化に向けた「新しい観光会議」の開催

株式会社クリプトヴィレッジは、東海旅客鉄道株式会社および株式会社JR東海エージェンシー（JR東海グループ）と連携し、長野県飯田市に位置する天龍峡地域の観光課題を解決するため、「新しい観光会議」を開始しました。この取り組みは、JR東海の沿線地域の関係人口を創出するプロジェクト「conomichi（コノミチ）」の一環で、地域住民とデジタル住民（Local DAOプロジェクトを通じて地域を支援する意志を持つNFT保有者）が協働して観光施策の新しい形を模索します。

デジタル住民とLocal DAOによる参加型の観光施策

「新しい観光会議」では、クリプトヴィレッジが運営する「Local DAO」プロジェクトにおいて、地域外から支援意志を持つ「デジタル住民」を募ります。デジタル住民は、天龍峡地域に関連するNFTを購入することで、意見交換や意思決定に参加する権利を得ることができ、さらにリアルイベントや地域活動にも参加できます。このような活動により、地域の未解決の課題に対してデジタルとリアルの両面での関与を促進し、地域資源の有効活用を図ります。

天龍峡の観光課題と持続可能な観光施策の取り組み

天龍峡は昭和9年に国指定名勝として認定され、かつては年間約70万人の観光客を集めた地域です。しかし、観光客の減少が課題となっている現状を受け、「conomichi」プロジェクトでは持続可能な観光地のあり方を模索し、地域と外部支援者が連携して課題解決に向けた取り組みを行っています。プロジェクト内では、天龍峡で活動する「ねやねや天竜峡デジタル住民部」のメンバーも加わり、地域の観光資源を活かしたアクションプランを議論・実行します。

関係人口創出を目指す「conomichi」とJR東海グループの支援

「conomichi（コノミチ）」は、JR東海グループが運営するプロジェクトで、地域と訪問者をつなぐ新しい観光スタイルを推進しています。地域ごとの「ストーリー」を重視し、外部の人々に地域の魅力を伝えることで、関係人口の増加を目指しています。多様な働き方や里山での生活を学べる「里山LIFEアカデミー」といった新たなライフスタイルを提案するプロジェクトも展開されています。

地域フィールドワークと観光施策会議

「新しい観光会議」の参加者向けには、実際に天龍峡地域を視察し、地域住民と交流するフィールドワークが予定されています。このプログラムでは、地域の現状理解を深め、対話を通じて観光施策会議での実践的なアクションプランに落とし込むことを目指しています。これにより、観光の質を高め、地域へのリピーターを増やすための具体的な施策を推進します。

まとめ

「新しい観光会議」は、デジタル住民と地域住民が協働することで、天龍峡地域の観光課題解決を目指す新しい試みです。Local DAOとNFTを活用し、地域外からの支援と参加型のアプローチを実現しました。天龍峡地域の観光資源を最大限に活用しつつ、持続可能な観光施策を提案することがこのプロジェクトの大きな目標です。「conomichi」プロジェクトの一環として行われるこの取り組みが、関係人口の創出と地域観光の活性化にどのように貢献していくのか、今後の展開が期待されます。